これまでの暮らしを今よりもっと快適にしてくれるのが自宅の「スマートホーム化」です。
テレビやエアコンなど家電ごとにリモコンで操作していたものを「1台のスマホ」や「声」で操作したり、スケジュール機能を用いて自宅に帰って来たときには暖かい部屋と明るい照明が出迎えてくれる。
暮らしを快適にしてくれるスマートホームに憧れるけど、なかなか家中の家電をスマートホームに対応した家電に買いけるわけにもいきません。
今ある家電で自宅をスマートホーム化できるのが「SwitchBot」シリーズのアイテム。
家中の家電を何十万かけて買い換える必要もなく、1万円以下で快適なスマートホーム環境を構築してくれます。
本記事では、SwitchBotシリーズのアイテムを3つ使い、スマートホーム環境を構築する工程をレビューしていきます。
SwitchBotシリーズのアイテムは最もコスパよく自宅をスマートホーム化するアイテムなので、ぜひ参考にしてください。
本記事はメーカーから製品をご提供していただき忖度なしでレビューしています。
SwitchBotとは
Switchbotとはスマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」を中心に、数々の便利なIoTアイテムを展開しています。
用途に合わせてアイテムがシリーズ化されているので、「SwitchBot専用アプリ」で各種アイテムを操作できるのが便利です。
- SwitchBot Hub Mini:家電の赤外線リモコンをアプリで操作
- SwitchBot ボット:物理ボタンをアプリで自動操作
- SwitchBot リモートボタン:アプリを介さずボタンで操作
- SwitchBot 温湿度計:温湿度に合わせてアプリから各デバイスの操作
- SwitchBot 加湿器:アプリから操作したり温湿度計と組み合わせて使える
- SwitchBot プラグ:アプリからコンセントの電源を操作
- SwitchBot カーテン:アプリからカーテンの開閉を操作
- Switchbot 人感センサー:人感センサーをトリガーとしアクションを起こす
- Switchbot 開閉センサー:ドアの開閉をトリガーとしアクションを起こす
- Switchbot 見守りカメラ:Switchbotシリーズと連動できる専用屋内カメラ
IoTとは「Internet of Things」の略。モノをインターネットに繋げてより便利に活用すること。
アプリからその都度操作するだけではなく、日時を決めてのスケジュールを組んで自動操作もできたりと便利です。
そういった操作や各種デバイスの連携は「SwitchBotアプリ」からおこないます。
SwitchBot
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スマートスピーカーと連携すれば声で操作することも可能
通常SwitchBot専用アプリから家電を操作しますが、iosデバイスに搭載されている「Siri」や、Amazon EchoシリーズやGoogle homeなどのスマートスピーカーと連携させて声で家電を操作することもできるようになります。
スマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」をレビュー
SwitchBotシリーズのアイテムを連携させるハブの役割を持つスマートリモコン「SwitchBot Hub Mini 」からレビューしていきます。
SwitchBot Hub Miniは家電の赤外線リモコンを登録することができ、リモコンがなくてもスマホから操作することが可能になります。
便利な家電が多くなる反面、リモコンがいくつも部屋においてある方にはまさにうってつけ。そんなリモコンの数々をSwitchBot Hub Miniで1つにまとめることができます。
スマートホーム化するならまず揃えておきたいアイテムです。
外観・付属品
- SwitchBot Hub Mini本体
- 電源ケーブル
- クイックスタートガイド
- 両面テープ
SwitchBot Hub Miniの本体は四角い筐体でカラーはホワイトです。「SwitchBot」のロゴマークも控えめなのでシンプルでインテリアの設置してもインテリアの邪魔にならないシンプルさがとても良いです。
付属の両面テープでデスクや棚に固定してもいいですし、裏側には引っ掛けておくこともできるので、壁に配置しておくこともできます。
サイズは縦横6.5センチで厚さが2センチほどの小ぶりサイズなので、デスク上や壁に設置してもあまり邪魔になることはないでしょう。
SwitchBot Hub Miniから家電に赤外線が届けば良いので手の届く範囲においておく必要はありません。
本体裏からケーブルを接続できるので付属されている電源ケーブルを繋ぎます。
付属されているケーブルは約140センチほどの長さです。本体と接続し電源アダプタから電源を取れば完了です。
電源アダプタは付属されていないので別途用意が必要
SwitchBotからも販売されていますし、5W給電ができれば良いので、iPhoneに付属されていた5W充電器アダプタなどが余っていればそちらでも代用できます。
SwitchBotアプリでの設定とリモコンの登録方法
電源が取れれば、SwitchBot Hub Miniをアプリに認識させ家電のリモコンを登録していきます。特別難しいことはないので、こういったデバイスの設定などが苦手な方も写真付きで順々に解説しているので見ながら設定してもらえればすぐにできます。
右下の「プロフィール」を選択し「ログイン」を選択します。
メールアドレスとパスワードを入力し登録ボタンを選択します。入力したメールアドレス宛に認証コードが送られてくるので、認証コードを入力し「OK」ボタンで登録が完了します。
お使いのスマホのBluetooth接続をONにしておきます。
ホーム画面から右上の「+」ボタンを選択するとデバイスの追加画面に切り替わります。BluetoothがONになっていると接続可能のデバイスが表示されるのでこちらから選びます。下の製品表示画面からの選択でも大丈夫です。
SwitchBot Hub Mini本体上部にあるボタンを3秒ほど長押しします。本体の表示灯が点滅すると登録が開始されます。
ホーム画面にSwitchBot Hub Miniのアイコンが出れば登録が完了です。
SwitchBot Hub Miniの登録が完了したら、家電の赤外線リモコンを登録していきます。ホーム画面から「Hub Mini」のアイコンを選択し、「リモコンを追加」ボタンから登録したい家電のアイコンを選びます。
テレビの赤外線リモコンを登録していきます。上の家電を選択からテレビを選ぶとお使いのテレビのメーカーを選択します。
SwitchBot Hub Mini本体に向けてリモコンのボタンを押します。その後アプリの画面がお使いのテレビのメーカー名が表示されたリモコン画面に切り替わるので、リモコンの電源ボタンなどを押しテレビが反応するか動作確認します。
テレビが反応すれば「保存」ボタンを押します。万が一反応しない場合は「他の方法」を選択してみましょう。
続いてリモコンの名称などを登録すれば保存が完了し、ホーム画面にテレビのアイコンが追加されます。
以上で赤外線リモコンの登録が完了です。登録はとても簡単なので画像の手順通りやればすぐに完了するはずです。
同様にその他の家電も登録していくとホーム画面に追加されます。
SwitchBot Hub Miniの使い方
SwitchBot Hub Miniの使い方としては、1度電源を接続しアプリに登録すれば、家電のリモコンはアプリから登録・設定していくのでいじることはありません。
登録したリモコンはアプリのホーム画面から簡単に呼び出すことができます。
電源はもちろんのこと、音量やチャンネル切り替え、メニュー設定や番組表にBSボタンなど細かいボタン設定まできちんと操作することができるんです。
これだけ細かい操作や設定ができるのであれば家電の赤外線リモコンはいらなくなります。
SwitchBot Hub Miniのおかげで部屋中にたくさんあったリモコンを片付けて部屋をスッキリさせることができました。
さらに便利なのが「シーン」に合わせて家電を操作できる設定を組むことです。
「シーン」とは設定した条件が満たされた時に、追加したアクションを発動させるといったことです。実際に設定する流れを解説していきます。
Switchbotアプリのホーム画面から「シーン」を選択し、「シーン作成」をタップします。
シーンの設定から「条件」と「アクション」を追加していきます。
まずは条件から追加していきます。
アクションを実行させる「時間」と「曜日」の設定ができます。今回設定したのは「月曜から金曜までの朝8時」に条件を追加しました。
そして実行させるアクションを追加していきます。
追加したアクションは「テレビとエアコンの電源をONに。そしてエアコンは冷房25℃で風の強さはAUTO」という設定です。
シーンが作成されるとシーン画面で確認やシーンのON・OFFも変更ができます。
これで月曜から金曜日の朝8時になると、自動でテレビとエアコンの電源がONになります。
このように毎朝起きるときにはテレビやエアコンを付けておいたり、帰宅時に合わせて部屋の照明をONにして明るくしておくことなんかも簡単にできるわけです。
設定する家電が増えれば増えるほど、使い方は無限です。
SwitchBot Hub Miniがあれば快適なスマートホーム環境は簡単に構築できます。
Alexaなどのスマートスピーカーと連携し声で操作できる
ここまででも充分に快適なSwitchBot Hub Miniですが、SiriやAmazon Echoシリーズのようなスマートスピーカーと連携させ、声で家電を操作することだってできてしまいます。
我が家ではAmazon Echoシリーズがあるので、Alexa(アレクサ)とSwitchBotを連携させていきます。
Alexaアプリに「SwitchBot」のスキルを追加していきます。
Alexaアプリのホーム画面から「その他」を選択し、「デバイスを追加」を選びます。
「ハブ」を選択したら「Switchbot」を選びます。
Switchbot ハブをAlexaに接続するを「次へ」を選択し「有効して使用する」を選べば接続されます。
Switchbotアプリで登録されている家電を検知しセットアップをおこないます。
セットアップが終わればAlexaに声をかけるだけで家電が操作できます。
アレクサ、テレビをつけて
これでテレビの電源がONになります。1度声で家電の操作を味わうと、いちいちリモコンで操作するのが面倒なほど快適です。
自宅をスマートホーム化したいなら声での音声操作は必須と言えるほど快適なので、スマートスピーカーの導入はとてもおすすめです。
Amazonが販売しているEchoシリーズを使用しているので、よろしければそちらのレビュー記事も御覧ください。
SwitchBot ボットをレビュー
リモコンのない家電は「SwitchBot ボット」でアプリ上から操作することができます。
家電の電源スイッチの脇にSwitchBotをセットし、アプリから操作するとSwitchBot ボットから自動でスイッチ類をプッシュしてくれる部品がでてきます。
取り付けは両面テープで貼り付けるだけで、手間は加工や配線処理なども一切ないのが扱いやすいです。
赤外線リモコンのない家電や照明などを操作したい方はSwitchBot ボットがとてもおすすめです。
外観・付属品
- SwitchBot ボット本体
- クイックスタートガイド
- 両面テープ
- ON/OFF分かれているスイッチ用の両面テープ
SwitchBot ボットもSwitchBot Hub Mini同様「SwitchBot」のロゴが刷新されています。
手のひらに収まるこぶりなサイズ感で背面には取り付け用の両面テープが付いています。
SwitchBot ボットは電池で動くデバイスとなり、背面のフタを開けると中「CR2型」のリチウム電池が搭載されています。
このリチウム電池で約600日使用可能となり、電池が切れたあとも交換すれば再び使うことができるのもコスパが良いデバイスです。
Switchbot ボットの使い方
SwitchBotも専用アプリから登録して使用する仕組みです。
先程のSwitchBot Hub Miniと同様にデバイスの追加から簡単にボットを追加することができます。
使い方はたくさんありますが、リモコンのない家電でいちいち電源スイッチを押すのが面倒なものや定期的に押すスイッチなどに設置するのが最適です。
例えば照明のスイッチであれば寝ながらでも電気のON/OFFが可能ですし、ロボット掃除機やコーヒーメーカーなどの電源ボタンに使用しても便利です。
実際に使っている様子を解説します。今回は照明のスイッチに設置していました。
SwitchBot ボットを使用して残念なところが、設置する場所によって取り付けが不安定だということです。
照明スイッチの接地面が細すぎてSwitchBot ボットが半分以上浮いてしまっています。
背面の両面テープは強力なのでくっついていればすぐに取れることはないとは思いますが、不安定なので付け方が微妙だとスイッチがきちんと押せない場合もあります。
この隙間に埋まるような土台的なものを噛ませば安定するのできちんと使えますが、そういったアイテムも付属されているとなお良かったな−と感じました。
取り付けたSwitchBot ボットをアプリから動かしてみます。
SwitchBotボットからニョキッとでてきています。このようにSwitchBotボットがあなたの代わりにスイッチを押してくれます。
また、今回設置したスイッチは同じ部分を押せば電源のON/OFFが切り替わりますが、ONとOFFが分かれているスイッチもあります。
そんなスイッチに設置する場合は、付属の両面テープをSwitchBot ボットに取り付ければ解決です。
SwitchBotボットはアプリの設定から押すだけの機能と押すのと引っ張る機能がセットになった「スイッチモード」に切り替えることができます。
この両面テープをスイッチのON/OFFどちらかに貼り付ければ押す機能と引っ張る機能でスイッチのON/OFFが切り替えられます。
さらにはこのSwitchBotボットもシーンに合わせての操作やスマートスピーカーと連動し声で操作することもできます。
SwitchBotボットがあればリモコンのない家電もあっという間にスマートホーム家電に。
SwitchBot リモートボタンをレビュー
SwitchBotデバイスをワンタッチで操作できるSwitchBot リモートボタンをレビューします。
その名の通りリモートからボタンを押すだけでSwitchBotボットなどのデバイスを操作できるボタンです。
アプリを立ち上げなくてもアレクサに声をかけなくても、このボタンを1度だけポンと押せばすぐに作動させることができます。
外観・付属品
- SwitchBot リモートボタン本体
- 両面テープ
- 取扱説明書
見たまんまのボタンのみのシンプルなデザイン。
背面には電池が搭載されており簡単に交換もできます。
SwitchBot リモートボタンの使い方
使い方は超シンプル。
同じようにアプリからリモートボタンを登録し、ボタンに何をどう割り当てるかを決めます。
SwitchBotボットの「押す」ボタンを割り当てることで、リモートボタンを押すだけでSwitchBotボットが反応するようになりました。
アプリを立ち上げたり、声をかけたりするワンアクションを挟むことなくすぐに動かせれるのは快適です。
本体にはストラップホールがあるので引っ掛けても良いですし、両面も付属されているのでデスク上など決まった場所に固定して使ったりとさまざまな使い方ができます。
SwitchBotシリーズで構築するスマートホームまとめ
SwitchBotシリーズの3アイテムをレビューしましたが、この3アイテムをすべて購入しても1万円以下で揃えられるのがめちゃめちゃコスパの良いIoTデバイスになっています。
自宅のスマートホーム化するならまず導入するべきスマートリモコンをはじめ、周辺機器で快適な暮らしを構築することができました。
SwitchBotで手軽に始められるスマートホーム化に興味のある方はぜひお試ししてみてください。
今よりもっと快適な暮らしを。
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