格安のWi-Fi6対応ルーターをお探しなら、TP-Linkのエントリーモデルでもある以前レビューした「Archer AX10」がおすすめです。
6,000円代で購入できるにも関わらず、通信速度も充分高速で価格帯的に機能も申し分ないほどのコスパの良さ。
大概の人はArcher AX10で充分かと思いますが、一部の人にはやや物足りない部分もあります。
Wi-Fi6が5GHzのみ対応で、接続デバイスも26台までとやや物足りない…
Archer AX10はWi-Fi6に対応しているのが5GHz帯のみとなり、高速な通信は可能ですが通信距離が長くなると電波が弱く、壁や床などの障害物にも弱い傾向にあります。
更には接続できるデバイスが26台までとなり、1人暮らしなどならまだしも家族で使用していたり、最近だとスマートホーム化が流行っているので、Wi-Fiに接続する端末も多くなり26台までだとやや心もとない台数です。
Archer AX10のスペックだと少し物足りない方には、スペックがアップしたモデル「Archer AX20」がぴったりです。
- Wi-Fi6がデュアルバンド対応
- 最大通信速度が1201Mbps
- 36台の接続が可能
- 戸建て3階建て、マンション4LDKまで対応
- OneMesh対応ルーターでメッシュWi-Fi化できる
- 8,000円台とお手頃
全体的にArcher AX10よりもスペックがアップしたモデルですが、相変わらず1万円以下で購入できほどの格安さ。
本記事では、このArcher AX20をレビューしていきますので、ネット環境にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
TP-Link Archer AX20の外観デザインレビュー
Archer AX20の外観デザインをレビューしていきます。
ルーターはブラックカラーでシックなデザイン、4本のハイゲインアンテナが存在感があります。
アンテナはくるくる回したり角度をつけたりと調整することが可能なので、設置する場所に応じてお好きな向きに調整することができます。
ルーター自体は床に直おきでも良いですし、背面に取り付け穴が開いているので、壁掛けして設置することもできます。
サイズは縦12.8×横幅26センチ(アンテナ部分除く)で、重さは438gとAX10と同サイズ。
本体上部には各種ボタンやポートが搭載されています。
左から、
- WPSボタン
- リセット(初期化)ボタン
- LEDのON/OFFボタン
- USB2.0ポート
- ギガビットWANポート
- ギガビットLANポート×4
- 電源ボタン
- 電源アダプタポート
全ポートギガビットに対応しているので、最大1Gbpsのブロードバンド速度を使用することができます。
このあたりもほぼAX10と同様ですが、AX20にはUSB2.0ポートが搭載されているので簡易NASとしての使用もできるのが特徴です。
TP-Link Archer AX20をレビュー
Archer AX20はどんなWi-Fiルーターなのかをレビューしていきます。
名称 | Archer AX20 |
Wi-Fi速度 | AX1800 5GHz:1201Mbps(802.11ax,) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
規格 | Wi-Fi6 IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4 GHz |
Wi-Fi範囲 | 4LDK |
プロセッサー | 1.5GHzクアッドコアCPU |
プロトコル | IPv4 |
最大接続数 | 36台 |
TP-Link公式サイト | 詳細を見る |
Archer AX20はデュアルバンドとなり、両バンド共にWi-Fi6対応となっています。
両バンド合わせた最大通信速度は1.8Gbpsとなり、そこそこ速い速度性能。
4本のハイゲインアンテナとビームフォーミング性能で広範囲にWi-Fiが行き届き、クアッドコアCPUになったことで遅延を最小化する処理性能を味わえます。
接続・設定はスマホアプリから簡単にできる
Archer AX20の設定に関しては、スマホ専用アプリ「TP-Link Tether」で簡単に行うことができます。
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付属の電源アダプタとLANケーブルで電源とモデムに接続します。
Archer AX20の電源を入れるとアプリが自動でルーターの型式を検出してくれます。
アカウントをお持ちでない方はローカルアカウントの作成を行います。
接続タイプの選択をします。ご自身の利用しているタイプがわからない時は、下の「自動検出」をタップしましょう。
検出されます。
お好きなネットワーク名とパスワードを決めます。そうすれば設定は完了です。
アプリを手順通りに操作していけば簡単に接続することができるので、こういった設定などの操作が苦手な方も安心して使用することができます。
実際の通信速度
実際にArcher AX20を使用しての通信速度を測定してみました。
- 使用環境:2階建て戸建て5LDK
- 光回線:So-net光
- 契約状況:IPv6 IPoE(v6プラス)
- 計測端末:iPhone 12 Pro
我が家は2階建ての5LDKとなっています。
Archer AX20の推奨利用環境は
- 戸建て3階建て
- マンション4LDK
なので、5LDKでも大丈夫なはずです。
Archer AX20は玄関付近の廊下に設置し、計測は3箇所で行いました。
- ルーターから1番近いリビング
- 2階の部屋
- 2階の1番離れた部屋
2階の1番離れた部屋に関しては、ルーターによっては10Mbps出てれば良いぐらいの速度となっていました。
結果はこちら。
リビングの速度早すぎる!
近くのリビングだと400Mbsとかなりの爆速。
若干2階の1番離れた部屋が他の場所に比べて遅いですが、それでも普通にデバイスを使う分には充分な速度が出るようになりました。
こう見ると、5LDKだと若干範囲が足りないかもしれないですね。
ですが、そんな時にはOneMesh™対応中継器を使えば、Archer AX20でメッシュWi-Fi環境を構築することができるので、より広範囲でWi-Fi通信を張り巡らせることができます。
TP-Link Archer AX20のレビューまとめ
TP-Link Archer AX20を使ってみて感じた部分をまとめます。
Wi-Fi6対応のルーターをお探しの方はぜひお試ししてみてください。
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