こちらが噂の問題作です。

超高層マンションの最上階から時間と金を持て余した男が世界を見下ろしながら己の生きざまを発信する。ではなく、ただのおっさんがこそこそと書いてるブログです。

ニートが身の危険を感じ最速の配達員になった話

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どーも、最速の男  サンテクノです。

 

今日午前中指定にしていた荷物が届きました。

 

午後に。

昔の僕ならすぐさま邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)を喰らわすか、握りっ屁(にぎりっぺ)を浴びせていましたが、今はもう僕も大人になりました。

そのくらいでは怒りませんよ。本当は配達員の女性が可愛かったからです。

 

 

ちなみに邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)とは漫画、幽☆遊☆白書の飛影(ひえい)の最大奥義で右手から黒龍を放つ技である。知らない人はぜひ一度読んでみてくれ。

そして握りっ屁(にぎりっぺ)とは人差し指と中指の2本を鼻の下につけ、「ぺっ!」と叫ぶ加藤茶の最大奥義や、「ぺっぺっぺー!」とハゲを巻き散らかしている斎藤さんの最大奥義とは異なり、右手に全神経を注ぎ、自らのとんでもねえ臭さの「屁」を包み込み右手から屁を放つ最大奥義である。知らない人はぜひ匂って一度嗅いでみてくれ、気を失うぞ。

 

握りっ屁をカッコつけて紹介しましたが、本題は屁ではないんですよ。あーくさい

 

僕は過去に一時期だけ郵便局の配達員の仕事をしていたことがあります。

ただの配達員ではありません。

唯一無二の最速配達員だったのです。

こんな配達員どこ探してもいないことでしょう。

 

過去に僕はニートニートでもアグレッシブなニート生活を送っていました。

就職している友人達を無理やり呼び出し、毎日飲み歩いていたのです。なんて贅沢なニートなんでしょうか。

気づくと真夜中

友人は時計を見ながらため息をつきます。

「はああああ。もうこんな時間じゃん、仕事だりーなあ。」

僕はため息をつく友人の肩にポンと手を置き、ヘラヘラしながら言いました。

「だなああww」

 

 友人に邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)を喰らわされた僕ですが、

そんな調子に乗ったアグレッシブニートも遂に危機に陥ったのです。

 

お金があれよあれよとなくなっていったのです。

 そりゃあそうです。毎日調子に乗って飲みに歩いていたし、ニートのくせにゴリゴリのスポーツカーに乗っていたのです。

 

「こりゃあやべえや」

 

僕はすぐさま求人をあさり、郵便局の配達員の短期バイトを見つけました。

ちょうどお歳暮シーズンで短期のバイトを募集していたのです。

「これや!!」

僕はすぐさま電話をし面接に行きました。

 

「求人にも載ってたと思うけど、車は持ち込みだよ?みんな軽バンでやるけど持ってるの?」という面接のおばちゃん(あとで知りましたが偉い人でした)

 

 

 

「はい?」

 

 

 完全に見ていませんでした。

軽バンとは郵便局の人がよく乗っている軽自動車の箱型のタイプです。

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こんなやつです。

 

(なんだよ…貸してくれねーのかよ)

しかし、そんなこと言っている場合ではありません。

僕にはお金がありません。

僕「ぼ、僕はあれでやります」

 

僕が指さした先には僕が乗っていたゴリゴリのスポーツカー

 

おばちゃん「あんなのでやる人なんて日本中探してもいないわよwwwまあいいけど」

 

 

いいんかい!!

あっさり決まりました。

 ニートの配達員生活がスタートした

友人たちにこの話をしたらしばらく「ポストマン」というあだ名がつきました。

 

俺はさすらいのポストマン

世界の人々が遠く離れた大切な人に送るこの荷物を

この俺(ニート)が最速でお届けしてやるぜ

 

 

「じゃ、これ担当してもらう荷物ね」

事務所には膨大な数の荷物

 

なんじゃこりゃあ。

僕は荷物を車に積め始め、すぐに重大なことに気づきました。

 

 

 

この車(スポーツカー)だと荷物が全然入らん!!

 

そうです。普通は荷物もたくさん詰めて燃費もいい軽バンでやるのですが、

僕は荷物もろくに積めなく燃費もすこぶる悪いスポーツカー

ガソリン代は自分持ちです。

 

なんてこったい

どうしよう…

 

僕は考えました。

「そうだ  荷物が積めない分、スピードで勝負すればいいんだ!」

僕はマフラー音を響かせ最速で荷物を運んだのです。

 

想像してください。

 

この世の中に爆音でお歳暮を届ける配達員はいるでしょうか。

 

そして僕が任された担当地区は無数に建つマンション地帯

 

しかもエレベーターがありません。

お歳暮シーズンなので荷物はお米やお酒など重い物がどっさりです。

 

「あのばばあ!!!」

 

僕は郵便局のばばあを恨みました。

 

本来であれば荷物を持って、玄関先まで行き呼び鈴を鳴らしますが僕は違います。

この時の僕は生粋のニート

いかに楽するかを考えているのです。

 

僕は荷物にあるお届け先の電話番号に片っ端から電話しました。

 

「お荷物なんですけど、家にいますか?いるなら届けます」

 

在宅しているかを一軒一軒電話で確認してから荷物を届けるスタイルです。

 

「なんて俺は頭がいいんだ」

 

頭の回転の速さに自分で自分をほめたたえました。

 

しかし翌月気づきました。

 

 

電話代がとんでもないことになっていたのです。

 

普段の数倍に膨れ上がっていました。

 

僕はとんでもないガソリン代と電話代をかけながら配達員を行っていたのです。

ほとんど働いて得た金は残りませんよ。

もうなんで働いている意味がわかりません。

 

 

でもいいんだ。僕は辞めずに期間中ずっと爆音最速配達員をやり遂げました。

 

お金は微塵も残りませんでした。

 

 

なんの為にやっているのかって?

 

 

ただあなた(お届け先)の笑顔が見たいから。

 

 

短期バイト終了後、おばちゃん(偉い人)に呼ばれました。

「もしよかったら、このままここで働かない?」

なんと僕をとても気に入ってくれて、働かないかと誘ってくれたのです。

無職の僕に一筋の光が。

 

またあなた(お届け先)の笑顔が見れるのか。

僕はすぐに答えました。

 

 

 

 

 

「イヤです。」